あまてる物語 マンガ★ゲット版字幕

 




外部の携帯マンガサイト「マンガ★ゲット」でも、
あまてる物語を読むことができるの♪
携帯電話からマンガを読んでみるのも
意外と新鮮で楽しいんだけど、
マンガ★ゲット版では専用の字幕で
伏見のお話を読むことができたの。
マンガ★ゲットで読む事ができた専用字幕を
ここでもご紹介するわね♪
全部で63項もあるからちょっと
読むのは大変かも…。でも、よかったら読んでみてね♪♪

 
  

 

↑携帯電話のバーコードリーダーで読み取ると、マンガ★ゲット内の「あまてる物語」の
ページへ飛ぶことができるQRコードです!!
 

 

↑あまてる劇場のはじまりはじまり〜♪ わぁ、どんどん ぱふぱふ〜♪ 

 

↓ここから先に、マンガ★ゲット内で読める字幕が全て載ってます。よかったら読んでみてね! 


1、あまてる物語

2、こんにちは♪私は天照大神。 日本神話に登場する女神なの。 
自然の神様として神社に祀られた場合のみ、「あまてる」って、名前が称される時もあるの♪
この物語のタイトルの名前もそれにちなんでるってわけね♪

 

3、はじまりはじまり〜♪ ヒュ〜〜ヒュ〜〜♪

 

4、この物語の提供は「ひろべえ」がお送りいたします。

5、京都伏見のお酒は、きめの細かい淡麗な風味を産んできました。
京料理にはほんとによく合うのよ♪ 
「伏見の女酒」とも呼ばれるのよ。
一方、灘は酸の多い辛口タイプのお酒が発達して、「灘の男酒」と呼ばれているわ♪

 

6、ここから、物語の枠に沿って、私も色んなお話をしていくわね♪

7、登場人物紹介♪ 右からあまてる モイライ三姉妹「アトロポス」、
モイライ三姉妹二女「ラケシス」、モイライ三姉妹長女「クロト」

8、天照大神は、イザナギがイザナミのいる黄泉の国から帰ってきた時、
黄泉の汚れを洗い流した際に、左目を洗った時に生まれた女神だと言われています。

 

9、ちなみにその時に右目から生まれたのが「ツクヨミ」、
鼻から生まれたのが「スサノオ」という神様で、この3人を「古事記」では三貴士と呼んでいます。

10、モイライ三姉妹は、ギリシャ神話に登場する女神なの。彼女たちは運命の糸で、
生きとし生ける者全ての運命を割り当てるんだけど、
その運命にはたとえ天界の王ゼウスであっても抗う事ができないんですって……。

11、モイライ三姉妹はそれぞれ、長女のクロトが自らの糸巻き棒で運命の糸を紡ぎ、
二女のラケシスが個々の人間の運命を割り当てて、
三女のアトロポスが糸を切る事によって人間に寿命を与えているのよ。

12、京都の伏見は、その地名が伏し水と呼ばれているぐらい、豊かな伏流水が湧く7つの井戸があるの♪

 

13、それらの井戸は総称して、七ツ井って呼ばれているわ♪

 

14、石井、常盤井、春日井、白菊井、苔清水、竹中清水、田中清水の7つの湧き水を、
七ツ井といいます。 でも、他にも湧き水はまだまだたくさんあるの。

 

15、このあまてる物語の題材に選ばれているのは、七ツ井の中の一つ、白菊井の伝説なの。
昔、天太玉命っていう神様が……、
あっ!物語を読んでたらどんな伝説があるか分かってくるわ♪ 危うくネタバレしかけちゃった。

 

16、さて、どうしようかしら……、あっ!なんか、伏見の豆知識みたいなお話でもしていくわね。

17、伏見って、不思議な伝説も結構残っているの。
そうね。何から話そうかしら。
伏見って時の太閤豊臣秀吉が、不死身になぞらえて、建てたお城もあったのよ。

 

18、時の太閤、秀吉は天下を統一したのはよかったんだけど、
世継ぎにはなかなか恵まれなかったの……。
そこで、不死身の名前の由来を持つこの地に、指月城っていうお城を建てたのよ♪

19、ところがどっこい、指月城は地震で倒壊してしまったの……。
その後、1596年に、現在の桃山に新しく、木幡山桃山城が建てられたの。
これが歴史でも知られてる伏見城なの♪

 

20、現在建っている桃山城は近畿日本鉄道の子会社の、株式会社桃山城が、
伏見城をイメージして建築した、模擬天守で、鉄筋コンクリート構造になってるの。

21、株式会社桃山城が運営していた桃山城キャッスルランドは、
ピークの1978年に 入場者数が100万人近かったんだけど、残念ながら、2003年1月31日に閉鎖しちゃったわ………。

22、疎水べりを歩くと、平成6年にできたばかりの新しい橋、であい橋が見えてきます。
天面が板張りで、橋の真ん中が二又に分かれてます。

23、ここは琵琶湖疎水である濠川と、宇治川流派がちょうど分かれてる場所にあたります。
別な言い方をしたら、ここで2つの川は出会ってるのかもしれないわね♪
私もここでいい人に出会えるかしら♪ きゃあっっっ!

 

24、伏見運河からは、毎年4月の初めから、11月の終わりまで、十石舟と三十石舟が運航されたりもしているのよ♪

 

25、伏見運河に沿って、三栖閘門まで、伏見港に向って歩く散歩コースは、
しだれ柳や、春には桜、菜の花なんかも咲き乱れて、
川沿いには木造建築の酒蔵も立ち並んで、ゆったりしてて景色もとてもいい場所なのよ♪

26、三栖閘門は、濠川と水位を調節して、昔は宇治川を通じて、
大阪の淀川からの船を伏見の町にいざなって、またその逆の役割も果たしてくれてた貴重な水門だったの♪

27、淀川の舟運のお話は、どうしても豊臣秀吉の時代の頃からのお話が、
主として出てきちゃうんだけど、実際はかなり時代はさかのぼって、神武天皇の時代にはもう始まってたそうなのよ♪

 

28、なんか、いっぺんに色々話してしまってごめんなさい。 私もちょっと疲れちゃった。 ちょっと休憩♪

29、また新しい神話の人物の登場よ♪ 彼の名前はイカロス。

30、イカロスはギリシャ神話に登場する人物の一人で、
伝説の大工と呼ばれた「ダイダロス」と、その奥さんの「ナウクラテ」の息子だったの。

31、ある日、二人はクレタ島のミノス王の不興を買ってしまって
「ラビリンス」と呼ばれる大きな地下迷宮に幽閉されてしまうの。
余談だけど、そのラビリンスを作ったのもダイダロスだったの……。 なんとも皮肉な話なの…。

 

32、二人はロウで鳥の羽根を固めて翼を作って空を飛んで脱出したんだけど、
地上の人々に 神様と間違われてすっかり気分が良くなってしまったイカロスは、
ダイダロスの警告を忘れて、 高く飛んじゃうの……。

 

33、みるみるうちに、太陽の熱でロウが溶けてしまって、翼はもがれ、
あわれイカロスは海に落ちて 死んでしまったの……。
その海は今でもイカロスの名にちなんで、「イカリア」っていうそうよ……。

34、あっ! ちなみに名前が似てるからって「イカリア」と「いかりや長介」をいっしょくたに考えちゃダメだからね!

35、ちなみに、このあまてる物語のイカロスのお話は、ギリシャ神話原典じゃなくて、
1975年にNHKの「みんなのうた」で流れた「勇気一つを友にして」の歌詞に出てくるイカロスをモデルにしてるみたいね……。

 

36、「勇気一つを友にして」だと、イカロスは太陽を目指して飛んで、
その勇気はやがて現代まで受け継がれて飛行機や飛行船を生んだ人類の空への夢や憧れを謳った歌だったんだけど、
神話の原典を知ってしまうと!?

 

37、どこかのお国の言葉なんかだと、「イーカリアン」っていう、自惚れを指す言葉もあるそうよ……。
語源はやっぱり「イカロス」らしいわ……。

 

38、後世に残る絵画なんかでも、海に落ちたイカロスを誰も相手にしてない絵なんかもあったりするんだけど、
あのピカソは「悪に打ち勝つ生命力」っていうタイトルで、 肯定的なイメージの絵を残したりもしてたらしいわ。

39、つまりは、どんな物事や評価も、見る人の心々で、違うものなのかもしれないわね。
大事なのは、それが人にしても物にしても、自分で見て、
抱いた気持ちがその人にとっての真実なのかもしれないわね。

 

40、ちょっとらしくない事を言っちゃったかも♪ またちょっとだけ伏見の話に戻るわね♪

41、伏見の大手筋商店街に入ってすぐの近畿労働金庫伏見支店の建物に、
「おやかまっさん」のからくり時計があるの♪
ここは、1601年に徳川家康が日本初の銀座を開いて、大黒常是が通用銀の鋳造も始めたのよ♪

42、伏見の大手筋商店街は1997年に「元気のある商店街100」にも選ばれた事があるの。
おやかまっさんは京言葉がさらに訛ったもので、
お喋りをして帰る時の挨拶言葉で 「えらい軽いで、お邪魔しました。」の意味なの。

 

43、おやかまっさんのからくり時計は1時間おきにからくりが動くの。
千利休がお茶を飲んで、千姫や坂本竜馬、新撰組なんかも出てきて^^
楽しいわよ^^ 大体、5分ぐらいの間、音楽と人形が場を和ませてくれるのよ♪

 

44、ジャーン!またも新しい神様の登場で〜す^^ 彼の名前は天太玉命。
「あめのふとだまのみこと」と読むの。 続けてどんな神様だったか皆に教えてあげるね♪

45、日本の神話で私(アマテラス)が天岩戸に隠れた話はあまりに有名で、 みんなも知ってるよね!?
その時、アマテラスを岩戸から出す方法を「オモイカネ」という神様が考えたの。 でも、その方法は功を成すのかどうか……。

46、「アメノコヤネ」という神様と、二人で「オモイカネ」の考えたアマテラスを
岩戸から出す策が成功するのかどうか、太占(ふとまた)で占ったのが、 天太玉命という、神様だったのです♪

 

47、天孫降臨(神様が天の国から地上に降りてくる事)の際に「ニニギ」という神様に従って、
天太玉命は地上に降りてきたの。 後に「アメノコヤネ」と共に私(天照大神)を祭る伊勢神宮の守護神になったのよ♪

48、また、新しい神様が♪ 今度はモイライ三姉妹以来の女神さまの登場ね♪
彼女の名前は天宇受賣命(アメノウズメノミコト)。
私(アマテラス)が天岩戸に引きこもった時、裸踊りをした女神さまなの♪
キャッ!!

49、「あなた(アマテラス)より尊い神が生まれた!」って叫びながら、
他の神様の笑いを誘って、私(アマテラス)はなんだろう?って思って、 岩戸から顔を出してしまったの……。

50、その隙を、アメノタヂカラヲノミコトという神様に突かれて、
私(アマテラス)は岩戸の外に 出されてしまって、また地上に、太陽の光が溢れるようになったの。
これが、日本神話で語られてる私の物語なの♪

 

51、それにしても、日本の神話にしても、他の神話にしても、いつも思ってしまうのが、
神様もドスケベだったり、浮気をしたり、そんなの多いわよね〜…。
人間に天罰とかくらわせてるけど案外どっこいどっこいなのよね…。

 

52、さて、残りのコマが少なくなってきたから、最後に、ほんとにちょっとだけ、 伏見の小話をまた話しますね♪

53、伏見の京町通りに、「魚三楼」っていう料亭があるの。 昔、鳥羽伏見の戦いで、
官軍の炊き出しを手伝ってた事もあって、 全焼を免れた料亭だったの。
お店の表格子には今もその時の弾痕が残ってるのよ。

 

54、月桂冠大倉記念館、黄桜カッパカントリー、伏見夢百衆、坂本竜馬がお世話になってた 寺田屋など、
語っていたらまだまだ色んな場所が伏見にあるんだけど、最後はそろそろ、 また神話のお話に戻ろうと思います♪

55、最後にまた、天太玉命のお話に戻ります。 天太玉命はある日、
醜い翁の姿で久米(くめ)の里、つまり、伏見を 訪れたそうなの。
その時、伏見の地は日照り続きで、すっごく困ってたらしいわ……。

 

56、でも、彼が植えた五穀の種で里は潤って、また彼が植えた白菊を彼が振るうと、
たちまち清水が湧きだして、里の人たちはすごく喜んだそうなの^^
それで里の人はみんなで協力して彼を祭るお宮さんを建てる事にしたの^^

57、そのお宮さんを建ててる最中、突然、空から金の札が何枚も降ってきたの。
その金の札には、こんな事が書いてあったそうなの。

 

58、「我は天照大神より遣わされた天太玉命なり。長く伏見の地に住みて、
国土を守らん。」 余談だけど、伏見は総じて日本の名という伝説もあるの。
ちょっとビックリでしょ。 どんな伝説かというとね、

 

59、伏して見出したりし国なれば。伏見とはこの秋津島(日本)の名なるべし。
伏見総合省庁の近くの、金札宮に、この伝説が残ってるの。 私(アマテラス)と、天太玉命の二人も祭られているわ。

60、最後まで読んでくれてありがとう! この物語は、ひろべえの提供でお送りいたしました♪

61、その昔、天の岩戸に引き籠ってしまった天照大神は外で遊んでいる
友人達の楽しそうな 声を聞いて引き籠っている自分を情けなく思い、涙を流しました。
天照が涙を流すと、空の光はまるで指環のように輝きました。

 

62、そして、地上の光も闇も等しく照らし出したのです。 太陽の恵みが育んだ稲を、
月の光で優しく照らした時、お酒という新たな命が生まれるのです。

63、想いは夢幻の彼方に 太陽の輝きと月の輝きの2つに見守られ、命は永遠に愛を育み、見守ってゆく

おしまいっ!

 

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