バーコードバトラーってなに??

バーコードバトラーは1991年、エポック社から発売されたLSIゲームマシンで、
どこにでもある普通のバーコードをバトラー(戦士)に見立て、互いに戦わせるというものです。
このマシンはバーコードリーダーを内蔵していて、
このマシンにバーコードを読み込ませると、そのバーコードの生命力・攻撃力・守備力といった、ゲーム上のパラメーターが決まり、
このパラメーターの数値に基づいて、バーコード同士を戦わせるというものです。
戦闘システムは極々単純で、相手と自分が互いに打撃を繰り返し、相手のHPを0にした方が勝ち!というものでした。
会心の一撃や、身をかわすといった要素もありましたけど。

メディアとのタイアップで大ヒット!!

ただこのゲーム、それまで誰もが気にしなかったバーコードに目をつけたところがすごかった。
子供の間で、どのバーコードが強いか競って探すようになって、コロコロコミックの後押しもあって
大ブレイク!!

ついには小野 敏洋さんが描かれた「バーコードファイター」というマンガまで発表され、
全国大会まで開かれるまでに至りました!

僕も当時、バーコードバトラーと、このマンガを持っていましたが、49…から始まるバーコードは強いとか、
あのお茶っ葉の缶がすごく強い!とか聞いて弟や妹と遊んでた覚えがあります。

当時のファミコンのソフトやゲームボーイのソフトの箱は、今見てみるとバーコードの部分だけ綺麗に切り取られていたり…。

バーコードが強いという理由で、普段は子供が使わないような商品まで飛ぶように売れたりする事態も起こったので、
ほんとに驚かされます。

1992年にはバーコードバトラーUが発売され、その後もビックリマンのごとく聖戦士団が登場するバージョンなども
発売されていったのですが、さすがに僕もU以降のマシンは持ってなかったので、よく知りません…。

バーコードファイター 謎の打ち切り事件

コロコロコミックで最初は順調だったバーコードファイター。しかし、話もまだまだ古代バーコード文明の謎がいまいち解明されて
いないところで、突然話が終わってしまいました。

僕自身、当時読んでいて、相当謎だったのですが、今あらためて読み直してみると、おそらくこれが原因だったのではないかと
思ってます。

↑児童誌とは思えない過激な性描写。

何も知らずにこの絵だけ見させられたら多分、なんかのエロマンガだと僕も思ってしまいます。

あと、ホモについてのえらく濃い描写もあったので、大人の僕らならとにかく、コロコロコミックの読み手は小学生…。

筋が通って、こういったお話が載ってるならとにかく、この辺のお話は打ち切り直前に突然沸いて出てきたような話だったので、
僕はどうもこの辺が一番話がいきなり打ち切られた要素になってるのではないかな、と思っています。

作者が調子に乗りすぎちゃった…。児童誌は難しいですね…。と言っていましたが、果たして本当にそれだけだったのか…。

真相は現在も闇の中です…。

ただ、この作品の5巻が発売された頃にはすでにバーコードバトラーも商品としての寿命が尽きて、人気も下火になり、
もはや知らない子供も多くなってきていたので、その可能性もありますけど、最終回においても無理矢理でも
話が完結していなかったり、もしくは後日談が想像できるエピソードになっていなかったのは、今でもひっかかります…。

その後のバーコードバトラー

それからずっと時が流れて2005年、携帯電話の@アプリで、再びバーコードバトラーは復活しました!

携帯電話のカメラのバーコード読み取り機能を使う事で、当時のシステムが再現されています。

ベースはバーコードバトラーUのもので、聖戦士団を育成したり団体戦が楽しめる「バーコードバトラーNEO」も
配信されています。

サーバーを介してのオンライン対戦も出来るようです。

つくづく時代のビッグウェーブは恐ろしい…。と痛感させられます…。

 

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