半熟英雄

FFの召喚獣の基礎を築いたシミュレーション!!

1988年、スクウェアからFF2とほぼ同時期に発売され、今も続く根強い魅力を持った作品です。当時多かった(今もそうですが)リアルな世界観の
シミュレーションゲームとは違うギャグテイストの世界を盛り込み、なにより面白かったのは敵兵とのバトルで、連打で多少の能力差を無視できたり、
なにより不思議なタマゴからエッグモンスターというモンスターを呼び出して戦わせるというアイデアが、他のシミュレーションゲームより光っていて、
当時はビックリした作品です。これは後のFFシリーズの召喚システムにも受け継がれていく事になりました。今の半熟シリーズに存在する
月一イベントなども全てこの時のアイデアがずっと受け継がれているものです。しかし、今やるとやっぱり古臭いイメージを感じるのは拭えませんが
・・・。ギャグもまだほんとにおとなしいです。この後の半熟シリーズはシリーズを追うたびにバカのリミッターがはずれていきますし・・。
今、遊ぼうと思うなら、半熟英雄の原点を知りたい人向けの作品だと思います。

 

半熟英雄 〜ああ、世界よ半熟なれ〜

あの半熟英雄が舞台劇に!!

1992年にスーファミで続編も出ました。その10年後の2002年にはワンダースワンカラーでリメイク作品も出ています。これはファミコン版と違い、
新たに各話冒頭と最後に舞台の上でキャラクターが演技をするストーリーも追加されました。基本的なゲームシステムはファミコン版と大差ないです
が、敵兵もエッグモンスターを使えるようになっていたり、月一イベントやキャラクターも一新されていました。難易度もそれほど高くなく、手こずるボス
も序盤の完熟四季王と完熟大魔王くらいのものだと思います。誰でも手ごろに楽しめると思います。ただ、このゲームのウリであるギャグが
面白いかどうかは少し微妙ですが・・。なんか、おやじギャグっぽいのが多いです・・。終盤になると話が急にまじめになり、僕はいまいち面白いとは
思いませんでしたが・・。しかしゲームバランスや設定に無理はないので良作である事は間違いないです。音楽は意外にもドラクエの作曲家で有名な
「すぎやま こういち」が作曲しています。いい曲は多いですが、半熟のふざけたイメージにマッチしていたかどうかはいまいち微妙です・・。
 ワンダースワンカラーのリメイク版では、「チキチキムーチョ」や「バハムーチョ」といった、半熟英雄対3Dにも登場するエッグモンスターが10数体
追加されていました。それ以外の変化はこれといってありませんでした。

 

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