ハットリス

あのテトリスの続編。その出来は・・。

1988年、旧ソ連のアレクシィ・バシトノフがテトリスを発表して大ヒットを飛ばした2年後の1990年、再びテトリスの続編がファミコンで発売されました。
その名も「ハットリス」。これは画面上部の2つの逆さ煙突から落ちてくる2つペアの帽子を同じ帽子ばかり5つ重ねて消していくゲームでした。
25回帽子を消すたびにSALEステージという邪魔な帽子を1種類だけ消す事が出来ました。もし帽子を売らなかったらボーナススコアが入る仕様に
なってました。ただ、8秒以内に売る帽子を決めないとダメでしたが・・。SALEステージが終わると次のステージになり、レベルが上がっていくたびに
落ちてくる帽子の種類も増えていくというゲームでした。画面の見た目も独特で、ゲームルールだけを見ている限りではテトリス同様面白そうな感を
受けますが、実際このゲーム、説明書には「君の判断力と器用さが要求される楽しいゲーム」と書いてありますが、パズル性は皆無に等しいです。
実際、ステージをクリア出来るか出来ないかは落ちてくる帽子の種類に左右され、判断力より運の方が要求されるとんでもないゲームです。
ドクターマリオやテトリスのように、反射神経や判断力だけでは最終レベルが越せるわけではないので懐かしのゲーム本なんかでもかなり叩かれて
ます。テトリスの2匹目のどじょうとは上手くいかなかったようです・・。
書き忘れてましたが、BPSという会社が出したソフトです。

 

ちなみにゲームボーイでも発売されてます。運が左右されるゲーム性はあいかわらずですが、
ファミコン版より救いがあるのは帽子を連鎖消しするたびにファイアという秘密兵器が使えること。

これはある列の邪魔な帽子を1種類だけまとめて焼き払ってくれるもので、このファイアを使わず
ポイントだけためていくと、兜を降らせる事ができ、この兜は帽子の種類に関係なく指定した列の
帽子を全てまとめて消す事が出来ました。ただ、兜は画面の一番下に残ってしまうので、そこらへんは
よく考えて使わないとダメでしたが・・。ただ、このファイアと兜の追加で多少、戦略性の概念が生まれ、
運だけしか通用しなかったファミコン版よりは数倍マシになったのは確かです。

 

 

 

 

 

 

 

 

ワリオの森

ファミコン最後のパズルゲーム

ついでですので、ファミコン最後のパズルゲームを紹介してここを締めくくろうと思います。これはタイトルを見ればどこが出したか1発でお分かりに
なるでしょうが、1994年に任天堂から発売されてます。ワリオに荒らされた平和な森をキノピオが助けにいくというストーリーだったと思います。
この二人のほかになぜかキャサリンも登場してました。ドドリゲスもいたようないなかったような・・。このゲームも落ち物パズルで、上から落ちてくる
果物やモンスターの色を縦、横、斜めかのいずれかで揃えて画面内のモンスターを全部消すとステージクリアというゲームでした。全部で40面か
50面だったか忘れましたが、そのくらいのステージがあり、10面ごとにボスが出てくるというものでした。ただ消すだけのゲームだと単調になるせい
か、消し方にコツがいるモンスターも多数いました。ちなみにこのゲーム、30面くらいでめんどくさくなってしまってそれ以来手をつけていないので、
最後のボスや詳しい詳細は僕自身もあんまりよく分かっていません。ただ、セーブ機能があったのは妙に嬉しかった覚えだけ印象に残っています。

 

 

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