不思議のダンジョン2 風来のシレン

不思議のダンジョンシリーズ屈指の名作

1995年12月にチュンソフトから発売されたスーファミ用のゲームです。1993年に発売されたトルネコの大冒険と似た作りですが、このゲームは
武器や盾が合成の壺で強化できたり、敵の肉を食べて、その敵の能力を自分の物にしたりと、より面白く作りこまれていました。
一度死ぬと全てがパー、リセットしても後戻りが効かないシステムがいやがおうにも緊張感を高めてくれます。ただ、今回はある程度の階層ごとに
武器やアイテムを保管しておける倉庫や1段階だけ武器を強化してくれるガイバラというキャラや仲間になってくれるキャラもいるので、トルネコより
優しい感を最初プレイした時にふと思ったことがありましたが、前言撤回、仲間が思わぬピンチを招いたり、トルネコの時以上に厄介な敵が
そう簡単に事を運ばせてくれません。とりついた敵をレベルアップさせる「ぼうれい武者」や敵味方関係なく倒してレベルを上げていく「ギグニ族」、
貴重なアイテムを全て雑草に変えていく「壺荒らし」や盾を吹っ飛ばす「セルアーマー」など、これでもかというくらい嫌がらせのような攻撃を仕掛けて
きます。現在のトルネコや、不思議のダンジョンシリーズの基本的な部分はこの作品で完成したといえます。
このゲームは「こばみ谷」という場所が舞台で、その中央にそびえ立つ「テーブルマウンテン」には不思議な黄金郷があるといわれ、シレンはその
黄金郷を目指して旅をするというのがゲームの目的です。クリアした後も、肉を食べてしか突破できない「ブフーのダンジョン」や「掛け軸裏の
ダンジョン」など、隠し要素もふんだんに盛り込まれていて、一度ハマったら、なかなか辞められません。風来のシレンは後にゲームボーイで
「月影村の怪物」や「砂漠の魔城」、64でも発表されましたが、僕はこのスーファミのシレンが最高傑作だったと思ってます。トルネコの大冒険も
初代のヤツが一番ハマりました。ちなみに「トルネコの大冒険」、この「不思議のダンジョン2 風来のシレン」、「風来のシレン 月影村の怪物」は
ローソンのニンテンドーパワーの書き換えシステムにもエントリーされていました。発売当時、このゲームは今では考えられない11800円という
値段がしたゲームでしたが、価格に恥ない内容を誇っていたゲームだったと思います。

追記:上の画像、知ってる人が見たら分かりますが、貴重な武器や防具をふんだんに持ち合わせてる僕のデータです。しかしこの写真撮影後の
プレイ時、ダッシュでダンジョン内をうろついていた時、不意にゲイズに出会い、その後、知ってる人なら分かる目も当てられないような無惨なことに・・。
それからこのゲーム、棚の中に封印状態になってます。シクシク・・・。

 

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