スペランカー

史上最高の虚弱の冒険家 ここに極まれり!!

1985年、アイレムより発売されたアクションゲームです。奇しくもこの年、スーパーマリオブラザーズが発売され、脚光を浴びれなかった作品などと
ファミ通に書かれてました。最近、何かとファミコンのゲームといえば、当時は見向きもされていなかったのにこのゲームが筆頭に出てきます。
そのせいか、中古屋でもかなり高い値段で販売されてたりします。このゲーム、今更言うまでもないかもしれませんが、とにかく主人公がすぐ死に
ます。自分と同じ高さの場所から落ちても死ぬ、コウモリのフンにあたっても死ぬ、エネルギー切れで死ぬ、極めつけは下り坂でジャンプしながら
下りても死にます。面白いといえば面白いし、クソゲーといえばクソゲーです。しかし、クソゲーといいながら、これほど愛されてるゲームも他には
ないでしょうね。ただでさえよく死ぬのにさらにスペランカーのスピードがさらにアップする「薬」なるアイテムまで存在し、世の中にはこれで
タイムアタックをやっている強者もいるそうです。全部で4面までありますが、普通にプレイしていてもなかなかそこまで行けません。でも、操作は
意外と軽快な動きで面白く、支持される方の気持ちもよく分かります。
ちなみに当時のアイレム産のソフトは発光ダイオードなるものがついていて、このゲームも例外ではなく、電源を入れると赤く光ります。分かり
にくいですが上の画像でカセットの上部中央あたりで光ってるやつがそうです。このゲームについてはファミ通で「みずしな 孝之」さんも
自作「いい電子」の中で何度か書いておられます。

いい電子の4巻、第209話に載ってた画像です。短いページの中でスペランカーの面白さを表現されておられます。このマンガは結構面白いです。
しかしスペランカーはこれだけに止まりません。ファミ通などでも今から紹介する情報については一つも挙げてこないので、知らない人の方が多いと
思われます。それはなんと、

 

スペランカーにはなんと2が存在した!!

これは僕も知り合いのN氏にこのソフトをいただくまで全く知りませんでした。以下、画像を交えてご紹介いたしましょう。

 

スペランカー2 勇者への挑戦

これはあんまり面白くない・・。

なんか、説明書には、ヒーロー特戦隊のスーツや、神父や探検家のカッコをした子供の写真が載ってます。では、次は肝心のゲーム内容を
見ていく事にしましょう。

 

 

 

普通のアクションゲームになってしまいました。前の1が、地下に眠るお宝探検だったのに対し、このゲームはフェアリーランドという国をのっとった
ゲイラという奴と戦うゲームだそうです。聖職者、探検家、エスパーの中から好きな主人公を1人選び、迷路になっている洞窟やフィールドに隠されて
いるアイテムや謎を解き明かしながらフェアリーランドを目指すのですが、ハッキリ言って面白くありません。キャラクターの動きには難があり、
とっつきにくく、敵も魅力に欠け、なおかつ敵の動きがいやらしく、こちらが思ったようにキャラが動かせないのでイライラしてきます。
こういった理由からファミ通でも2の存在はなかった事みたいにしてるんじゃないでしょうか?
ちなみに穴に落ちると地獄に行けるのは笑えました。この時、徳が高いと無事生き返れますが、鹿など罪の無い動物を殺して徳が全く無い状態
だとそのままゲームオーバーになります。変なゲームですが、大金をはたいてまで買うほどの価値はないです。

 

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