頭脳戦艦ガル

超有名なクソゲーシューティング クソゲーシューティング殿堂入りプラチナ!!

1985年にデービーソフトから発売された、ある意味すごく有名なシューティングゲームです!
なんと、パッケージやカセットに、これみよがしに「
スクロールロールプレイングゲーム」と銘打ってあります。

なんだよ…、スクロールロールプレイングゲームって…。

ロールプレイングと銘打っていながら、このゲーム、シューティングゲームです…。
ステージ中にちらばるパーツを100個集めていく途方も無いゲームです。
パーツは基本的に1ステージに1個しかパーツがないので、ゲームをクリアするにはかなり何周も
繰り返さないと集まりません。
1〜12面は地底面で、ここではステージの最終地点で道が2つに別れていて、どちらに行くかで、次にどのステージへ行けるかが
決まります。だから、1面からいきなり3面に飛んだり、3面から7面に飛んだりするような事も、コースの分岐上、起こります。

1〜12面は地底面、13〜20面は要塞面、21面〜30面は宇宙基地っぽいステージと、世界観は多彩です。
1〜12面はコースが途中で分岐していて、行ける場所がまちまちですが、13面から先は、30面まで
ノンストップで分岐なしで進みます。また、このゲーム、6、7、16、25面のそれぞれに「ジスタスワープ」というワープアイテムがあり、
それらを取れば一気に先のステージまで飛べます。使いようによってはパーツ集めを効率的にすることも出来ます。

凝ってるんですが、このゲームが史上最大のクソゲーと呼ばれてやむを得ないのは、ズバリ100個のパーツを集めるめんどくささ!
さらにこのゲーム、シューティングの難易度もかなり高く、後半になれば敵にかまってるだけで精一杯で、
さらに、今まで集めたパーツを全て奪うとんでもない敵まで出てきます…。

この仕様のせいで、高橋名人、すぎやまこういち氏、みうらじゅん氏の3人から、いっせいに

ファミコン史上最悪のクソゲーと名指されたのも無理ありません…。(実話です。)

さらには、このゲーム、ファミコンでソフトを出せば、数十万ヒットは当たり前という感覚で作られ、初回本数30万本以上もの
数をボコッ!と作ったらしいので、問屋やおもちゃ屋にとんでもない在庫が残ってしまい、
ファミコン好きにはご存知の抱き合わせ販売が取られたのだった…。
しかも、抱き合わせでも、値段はただで渡していたところもあったぐらいらしく、それほどまでに
なんとかして数をさばきたかったゲームとしても、幾多の伝説を残しています。

ある有名人に、中古屋で500円で売ってる。と言ったら、
「いやっ、あれは100円だろ!」
って返ってきたエピソードは逸材です!

 

キャラ紹介

ヴァルキューレ

13面と14面の地上に配置されているレーダーを破壊すると、15面の冒頭少し進んだところに出現。
いくら撃っても壊せず、触れても死ぬ事はないので、意味不明の存在のように見えるけど、
こいつの右下からグルッと左回りでこいつの周りを回ると、10万点のボーナスが入る!!

ヴィゾー

15面でヴァルキューレを出現させて、なおかつ6面か7面でジスタスワープを取らず、19面に到達した時点で
自機のパワーアップが2段階以上の時に、19面のステージ中盤以降に出現する。
取ればなんとパーツが10個も手に入る素晴らしいボーナス!!

ちなみにこのゲーム、1面から全ての分岐を右へ進むと、3→7→12面と、一番早く地底面を脱出できる。
そして、13面から25面まで進み、19面でこのヴィゾーを回収して、25面でジスタスワープを使って1面に戻る事を
繰り返せば、短時間で、100個のパーツを揃える事が出来る!!!

中ボス「ナニ」シリーズ

30面に行くと登場。1周目、2周目以降、パーツを100個揃えた状態の時で、それぞれ違う姿で登場する。
しかし、動きのパターンや弾の弾道は3種類ともおんなじです。

バルバール

30面のラストに至った時、得点の千の位が奇数の時にのみ出現。
弾を一発当てるごとにボーナス点が入り、
1発当てると10000点、
2発で20000点、
3発で30000点、
4発で40000点と
どんどんボーナスが増えていくけど、最後の5発目は絶対当ててはいけない!
最後の5発目を当てると10万点のボーナスとともにこいつを倒す事が出来るけど、
それとともに今まで集めたパーツを全て没収されてしまう!
とんでもない敵だけど、4発までなら大丈夫なので、
気をつければ高得点が稼げます。

16面以降になると、ステージの後ろから黄色いロケットが飛んでくる。当たると自機がやられるので要注意だけど、弾を何発か当てると、
自機の右側に周って、Bボタンを押すと、画面上の敵を全て爆破してくれる。
使いようによっては便利♪

ついにドラッグを撃破!!

感動のエンディングです!!

頭脳戦艦と言いながら、頭脳を使うパズル要素もロールプレイングと銘打つ要素も一つもありません。
ただ、延々と何周も30のステージを行き来しつつ、パーツをひたすら集めていくだけ…。
なのに、妙な部分はよく凝ってたり…。
天下一のクソゲーと名高いものの、僕は個人的にどこかそういう部分に愛着すら感じています。
それってやばいかな…。^^

 

裏技

無敵になれる

タイトル画面でA、A、下、左、右、右、右、B、上、上、上、上と押してスタートを押す。
バンッ!っていう音が鳴ったら成功!!
敵や弾に当たっても一切やられないけど、壁に当たるとやられます。
でも、残機は減らないです。

 

さて、ここでもう一つ、「頭脳戦艦ガル」を製作した「デービーソフト」のもう一つの迷作をご紹介しましょう!!!

 

 

高機動戦闘メカ ヴォルガードU

死なないシューティング(?)参上!!!!

頭脳戦艦ガルと同じく、デービーソフトのシューティングゲームです。
一部、今でもものすごく熱狂的なファンもいるそうです。
これはなんと、敵に体当たりされようが、弾をくらおうがなかなか死にません!
タネを明かすと、とにかく自機の耐久力が高く、そう簡単には死にません!
ただし、そのかわり1機やられてしまうとゲームオーバーなので、
決して優しいゲームではありません…。
むしろ、かなり手強いので、要注意です…。

このゲーム、弾も無制限に撃てません。画面上部の赤いパワーメーターがなくなってしまうと、弾が撃てなくなってしまうので、ムダ弾をそう
やすやすと発射できません。敵を倒すと、パワーメーターが回復するので、いかにムダ弾を撃つことなく、敵を倒せるかが要求されます。
時々、右画像のような補給船が飛んでくるので、これで受けたダメージやパワーメーターを回復できます。
しかし、全回復するわけじゃないので注意が必要です。
また、画面右上の数字は、自分がくらったダメージが蓄積されて表示されていて、これが90を超えると、死にます。
90〜99の範囲のいずれかで死ぬので、運が無い時は90で死ぬし、99まで自機が耐えることもあります。
この耐久値については、自分が死んでみるまで分からないのも、醍醐味の一つかも?!

ステージを進んでいくと、4機の白い飛行機に出くわす事があり、この4機のうち、どれか1機の本物のパワーアップ機体に触れると
自機がオート連打になり、さらにロボット変形まで可能になります!
でも、ロボットは歩くのが遅く、地上においては鈍重なパンチか、連打の効いたビームしか撃てないので、弱いです…。

さらに、パワーアップ機体が4機に別れている意味も特にありません。ニセものに触れても別になんともないし…。
意味不明の仕様です…。
ニセ物に触れたら大ダメージとか、一発でゲームオーバー!とかだったらなんとなく分かるのに…。

また、オート連打は、ものすごく弾を連射するので、あっという間にパワーメーターが減っていきます。
扱いどころの難しいパワーアップ(パワーダウン??)です…。

 

1面のボスです!正直、面をクリアした後も、このゲーム、くらったダメージは蓄積されたままなので、僕も2面までしか行った事が
ありません…。しかもボスのなんと弾を飛ばしてくること…。

単調なシューティングか、はたまた名馬か、その判断は遊んだ人に任されます。

 

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