田代まさしのプリンセスがいっぱい

 

マーシーが主人公の、主人公に感情移入できないアクションゲーム!!

1989年10月にエピックソニーレコードから発売されたファミコン用アクションゲーム。
あの田代まさしがなんと主人公!!こんなものまで発売されているとはファミコン奥深し…。

このゲームは発売された経緯がものすごかったわりに、そのアクション性の悪さと、ゲームの
あまりのつまらなさから全く人気が出ることはなかった…。
同じ芸能人クソゲーでも、「たけしの挑戦状」のように、あまりの意地悪な仕掛けから、後に伝説とまで
化してしまったゲームと違い、このゲームは操作感が著しく悪い以外は、これといった特徴がほとんど
見出せないゲームだったからです。

さて、ものすごい経緯とは、一体この時代に何があったのか!!?
それを詳しく検証してみなければならない!!!

まずはこれをご覧いただきたい!!

そもそも、ゲームが発売に至ったのは1989年の10月ですが、その19ヶ月も前の1988年3月に、
田代まさしと、発売元のエピックソニーレコードと、今は亡きファミコン雑誌、ファミリーコンピューターマガジン(通称ファミマガ)編集部の
三者の間でとあるコンテストが開かれた。

一般の女の子の中から、このゲームの4人のプリンセスにふさわしいイメージモデルを選ぶためです。
ガラスの靴が似合うシンデレラ姫、シャンプーの香りがほのかな人魚姫、きれいな指先の親指姫、お花畑をかけめぐる白雪姫に
ふさわしい女の子が1107通の応募から、各プリンセスに10人ずつ、すなわち最終選考で40人の女の子がこのコンテストに合格したのです。

そして、その各プリンセスに振り分けられた10人の中から今度は一般公募で、それぞれのプリンセスが決定されたという
ものすごい大がかりなコンテストをやっていたのだ!!
そして、優勝者には、優勝賞金10万円、ゲーム中の名前の使用、その他多くの特典がいただけたそうです!

しかし何の予告もお詫びの文も全く掲載なしの長期の発売延期、そしてそのあまりの出来の悪さ…、
誰にも相手にされなかったのはいささか仕方のなかった事かも…。

この4人のプリンセス、現在はみんな成人して、素敵な女性になってると思われます。
彼女達の暗黒歴史になってない事をお祈りします…。

ゲームは、おとぎの国の妖精から、魔女にさらわれた4人のプリンセスを助けてほしい!と
よりによって田代まさしに懇願してきます!!

「行く!行く!プリンセスがいるところならどんなとこでも行っちゃう!!」

この男は、今も昔も変わらないようです…。

作中の田代の武器は、ヨーヨー。4人の魔女を倒す事によって、新たなヨーヨーが手に入ったり、
ステージ中のアイテムを拾うことで、3方向や4方向に飛ばせたりします。
さらに、ステージ中にいる妖しげな住人から、「ちからのかんむり」なる
アイテムをもらう事も出来ます。
しかし、このゲーム、ライフが結構高いので、敵に殺される事はほとんどないのですが、
操作が悪すぎて、特にジャンプが悪すぎ、穴に落ちて転落死、というコンボをよく
                         発動させてしまいがちです…。はっきり言って、かなりイライラする事は間違いありません…。

 

 

4人のプリンセスは最初、白黒で表示されていますが、助けるごとに、カラーで表示されて、いちおう華が出てきます。
さらに、助けたプリンセスから愛の一言を聞くことも…。

助けたプリンセスからキスをしてもらう事も出来ますが、田代なので、ちっとも嬉しくありません…。

最初、田代は寝巻姿で、おとぎの国へ旅立つので、ステージへ入る前になんと
生着替えをします!!

お〜い!!どうせやらせるならプリンセスにやらせろよ…。

田代じゃ全くサービス要素もありません…。

 

 

 

 

 

 

 

 

なんと!!今までは横スクロールのアクションゲームだったのに、最終面はゼルダの伝説ばりの、アクションRPG風の
ステージです!!!

黄金の鎧を着て、いかにも田代は強くなった感があるように錯覚しますが、通常と全く変わっていません…。
今まで倒した魔女などが、ザコ敵として登場したりしますが、おそらく、今までの面の方が難しいです…。

 

 

ついに最後のボスのもとまでやってきました!!

しかし、最後のボスも悪魔とはいえ女…、田代は色目を使ってます…。
ほんっと、救いようがねぇな…。

ちなみにプラントヨーヨーを使えば、かなり楽に倒せます。
しかし、この女を倒しても安心できません…。ヤツは巨大な悪魔に変身します…。
もし、こいつに負けた場合、厄介なステージに落とされてしまいます…。
ライフをなるべく高くして、ゴリ押しでいっぺんに倒してしまうのが得策だと思われます…。

 

そしてエンディング…。

プリンセスがいっぱいというタイトルなのに男ばっかり…。なぜだ…。

ちなみにこのゲームには、バッドエンディングが4種類と、ハッピーエンドが1つ用意されているそうです。

 

裏技

最終面からいきなりスタート!!

タイトル画面で「ううううううううう」と入力すると、ライフが2540の状態で最終面から始まる!
ただし、敵の落とすハートを取ってしまうと、通常の最大ライフの2000にまで下がってしまう。
また、穴に落ちたり、敵にやられてしまった場合は、通常通りライフ500の状態から
スタートとなるので注意。

無敵になる

ハートをとりまくってライフを2000まで上げ、2コンのAボタンとBボタンを同時に押しながらマイクに向かって叫ぶ。

 

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