不定期連載小説
「茨の花園」完全版      妄想を掻き立てる大人の特別付録。一部ノンフィクションなのでこういうのが嫌いな人はここから帰ってね。
                                                                                
逆ワープ

その時、男は突然に女の部屋に押し入った。女は着物の裾をはだけさせながら男の腕の中で激しくもがいた。
男はそっと女の腰骨の辺りを軽く噛んだ。ピクリと身体が硬直した途端に全身の力が抜けた。今日の彼は一段と激しい。思わず女の口から
あえぎ声が出る。気が附くと殆どはだけた胸元で私の乳首を噛んでる男は彼ではなかった。でもあっ、あっ、いい、すごくいい。見知らぬ男の
激しい息が掛かり、思わず頭の芯まで痺れて来た・・。「可厭、可厭・・・」
 男は徐に肉棒を女の顔の前に出し、女はそれをくわえて、あえぎ声を挙げる。男はまたも女につかみかかる。女は男の肩に両手を廻す。
もう気がおかしくなりそうだった。さっきの頭の痺れは頭蓋の中を駆け巡り、もう女の頭は何も考える事は出来ない。もう女にはこれ以後一切の
記憶は失われていた。
 一晩過ぎたその朝、彼はついに尋ねてこなかった。でもいい。そんな事どうでもいい。私の心の隙間を埋めてくれるものを私は見つけた。
やさしい彼、安定した生活、仕事一途な彼、そんな物で埋まらなかったものを昨夜の男に見出した。しかしそれも一晩たてば空しい。もっと燃える
セックスをしたい。この男とこの家を出て行きたい。いえ、この男よりももっと燃える男を私は手玉にとりたい。しかしそのためにもこの男とともに
ここを逃げ出さなければ。しかし、女はその時気づいた。男は女の事など忘れた様にあさっての方角を歩き去ろうとしていた。
 『待って。私との事は遊びだったの!?」
男は何も答えない。女は体中の毛が逆立つ錯覚を覚えた。女は懐にカッターを隠し持ち、もう一度男を寝所へ誘った。男はその誘いを拒まず、
寝所へと足を向けた。次の瞬間男の叫び声ともつかぬ悲鳴が辺りに響いた。部屋から逃げ出す全裸の女。愛が叶わぬと知った女は自分の
局部に挿入された男の肉棒を切り落とし、自分の局部に埋め込んだままにしておくことによって究極の愛を得たのだ。
 もうあの人と離れることは無い。私はそれに働いているときもトイレにいるときもお風呂に入っている時も一人でいる時も寂しいことはない。
私は永遠に女なのだ。世の女がどんな大金を積んでも手に入らぬ幸せを手に入れた!私こそ真の女よ!もうどんな男も彼女を満足させる
ことは出来ない。彼女の局部の肉棒はひっそりと腐敗をはじめながら、ポトポトと滴を垂らしていた・・・。

ご苦労様でした。