幻のロックマン絵本

ロックマンはなんと絵本も出版されていました!!

 

 

ロックマンはなんと1996年に永岡書店という出版社から20ページの絵本も出版されていた
事もあります。ここではストーリーを追いながら、ロックマン絵本の魅力を紹介します。

ちなみに僕は当時、本屋のコミック売り場のドラゴンボールと幽遊白書の間にさりげなく置いてあったの
を見つけて購入しました。なんでそんなところに置いてあったかは今も永遠の謎です。

気になるお値段の方は300円のおてごろ(?)価格でした。

 

 

 

 

 

 

 

ある日、ロックたちはピクニックに出かけました。
「お花を摘んでくるね。」
妹のロールちゃんはラッシュを連れてお花畑に走っていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ロールが花を摘もうとするとツタがのびてきてロールの腕を掴みます。
なんと、プラントマンが花に化けていたらしいです。

 

これは相当痛いでしょうね・・。しかし花に化けてたって、一体どうやって・・。

 

 

 

 

 

 

 

ラッシュの知らせですぐロックマンがロールを助けに行きます。
「君は騙されているんだ!ロールを返してくれ!」
しかし、プラントマンは激しく攻撃してきます。

 

一度やられたプラントマン一人しか起用していないとは、今回のDr,ワイリーはよっぽど予算を
持ち合わせてなかったのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

「いいぞ、プラントマン。」
そこへドクターワイリーがワイリーマシンに乗って現れました。ロックマンのピンチです。

 

写真では分かりにくいですが、ロックマンはかなり手傷を負わされています。一方のプラントマ
ンは全くの無傷。しかもワイリーが乗ってるマシンは、かなりコアな人しか知らない
ロックマンワールド2の「ワールドマシン2号」です。しかも全ロックマンシリーズで一番弱いと
思われるマシンです。こんなのと、プラントマンの二人だけで本気でロックマンを倒せると
思っていたんでしょうか?

 

 

 

 

「そこまでだ、ワイリー!」ブルースが助けに来ます。別に助けを借りるほどの相手じゃないのに・・。
「むぅ、ここはひとまず退却じゃ。プラントマン、後は任せたぞ。」

 

ワイリー、相当あせってます。そりゃ、シリーズで一番弱いマシンでこの二人を相手にしてたら瞬殺
されること間違いなしですもんね・・。

 

 

 

 

 

 

ラッシュと合体してスーパーロックマンに変身したロックマンは空に逃げたワイリーを
見事にロケットバスターで粉砕します。

 

ワールド2から何年経ったと思っていたのでしょう?もはや一撃で破壊されています。
しかし以前、流れ星になって地球に墜落させられた苦い経験が効いてるのか、
今回は脱出用パラシュートも積み込んでいたみたいです。
しかしロックマンもここで逃がさず、もう一度刑務所にぶち込んでやればよかったのに・・。

 

 

 

 

ロールちゃんを無事に助け出し、操られていたプラントマンもライト博士のおかげでもとどおりです。
「これでひとあんしんだね。」   (おしまい)

 

(総評)内容的にはごくありふれた絵本で、可も無く不可も無くといった感じの内容ですが、ところどころに
妙な隠し味が仕込まれているのがこの絵本の魅力です。ワイリーマシンがワールド2号だったり、
何故かプラントマンだったり、別に助けに来なくても十分な事件なのにブルースがしゃしゃり出てきたり・。
しかし、せっかくのピクニックの時まで邪魔されてはたまったものじゃありませんね。
よほどヒマなんでしょうね、ワイリーのじいさまは・・。

 

 

 

 

絵本の他には1995年に「ロックマン危機一髪!」というCDドラマも出てたりしました。2002年にはロックマン生誕15周年記念で
復刻版も出たりしました。これも絵本と同様、ロールが学校に行きたいと思っている心にドクターワイリーがつけ込み、ロールを
さらって人質にして、スーパーメカザウルスでロックマンを倒そうとしている話でした。なんか、この手の話、やたらと
コアなところからキャラをひっぱり出してきている作品が多いような気がします・・。

 

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