ロックマンシリーズ

ゲーム業界のこち亀的作品!!RPG、カードゲーム、なんでもござれ!!

1987年にカプコンから第1作が発売されて以来、現在に至るまで、累計60本を超えるお化けシリーズに進化した大物アクションゲームです。
操作性は抜群に良く、スピード感やアイデアも富んでいて、言うことのないほど優れたシリーズです。僕が所持しているゲームの中ではっきり言って
一番気に入っています。シリーズは大きく分けて「ロックマン」、「ロックマンX」、「ロックマンDASH」、「ロックマンエグゼ」、「ロックマンゼロ」の5つに
分けられますが、個人的にロックマンDASHとロックマンエグゼは全シリーズクリアはしましたが、あまり思い入れが残らなかったので、こちらでは
ロックマンとロックマンXの2つに重点を置いて紹介していこうと思います。

全てはこの第1作から始まりました。第1作目にして、すでにチャージショットや、仲間キャラがいない事以外は、今のシリーズと同じだけの高い
クオリティーを秘めた作品に仕上がっています!!シリーズ恒例行事になっている最終面のボスラッシュやステージセレクト、特殊武器を使ってボス
の弱点を探すシステム、なんでもありです!!あまりに1作目から良く出来すぎていたので、1作目で出来なかった事をロックマン2でやり尽くした後
ロックマン3では何を作ればいいのか悩んだという記事が、有賀 ヒトシさんと稲船 敬二さんの対談で話題に上がってたくらいです。
現在でもロックマンエグゼのボスキャラ募集等をコロコロコミックなどで展開していますが、このボスキャラ募集はロックマン2〜ロックマン8でも
毎年のように行われていました。
 このロックマン、実は1が制作された時、あまりに地味で、なかなかカプコン社内で企画が通らなかったそうです。どっちかというと、映像主体の
ゲームがその当時多く発売されるようになっていて、いかにも見た目が地味なロックマンじゃ売れるわけがない!と上層部にきつく言われていたそう
です。しかし初代ロックマンを企画した人は1歩も引かなくなったらしく、その姿勢に当時キャラクターデザイナーとしてカプコンに入社した稲船 敬二
さんは深く感銘を受けていたそうです。これの詳しい内容については1996年にコミックボンボンで有賀 ヒトシさんがマンガで書いておられた事が
あります。ちなみに初代は、6体しかボスが登場しませんが、企画段階では今と同じ、8体にする予定だったそうです。そのうち1体は名前もデザイン
も決まってなかったらしいですが、もう1体は「ボンドマン」という名前でデザインまで決まっていたそうです。何故ボツにならざるを得なかったかという
と、このゲーム、「ロックマンはただの弾撃ち機械じゃない!」というコンセプトで制作されていて、まばたきをしたり、はしごを登りきる寸前の中割りに
までロックマンのキャラパターンを用意したため、相当ロックマン1人に容量を食っていたため、ザコキャラ等も相当はしょったそうです。
スタッフ間でも「ロックマン1人にキャラパターンを食いすぎている!」という論争が絶えず起こっていたそうです。つまり、当時のファミコンのスペック
には納まりきらず、残り2体のボスと、日の目を見る事の無かったザコキャラたちはお蔵入りにされてしまったということです。
しかし時代は流れて、1995年にスーファミで発売されたロックマン7のスプリングマンステージの背景の壁の中に、ちらちらボンドマン似のロボット
が飾られています。これについては公式な発表がされていないため、ボンドマン本人かどうかは分かりませんが、しかし有賀 ヒトシさんのマンガに
書かれているボンドマンとあまりにそっくりです!気になる人は、スプリングマンステージの背景をよく見てプレイしてください!

 ロックマン2ではムダに容量を食うスコアゲージを早くも取っ払い、また、背景画を利用した「メカドラゴン」や「ガッツタンク」といった巨大ボスを
ファミコン内で実現するなど、色々力技を見せてくれました!現在でもロックマン2は最高傑作!と謳う人が多いくらいです!しかし、僕個人としては
ロックマン3とロックマン5が好きでした。

ロックマンは、発売前の各種業界人のコメントも冷ややかなものだったそうです。「おもしろいんだけど、地味だなあ。」や、「難しすぎる。」といった
意見が大半だったそうです。しかし、難しすぎるというのは、その人、当時の他のゲームをちゃんとプレイした事があるのかどうか、疑わしくなる意見
です。当時、流行っていても絶対クリアできるような難易度のものじゃないゲームは大量に氾濫していましたしね。実は、当時カプコン社内でも
地味なオリジナルキャラのロックマンではなく、鉄腕アトムにするという意見もあったそうです。しかしこの時安易に必ず売れるであろう鉄腕アトムを
採用していたら、間違いなく、現在まで続くロングランにはならなかったでしょう。そこに不思議な運命の糸を感じてしまいます。結局、この時、
ビジュアル面よりゲームの質を重視した当時のプランナーさんの英断は正しかったと思います。ビジュアル面の方はシリーズが展開していくたびに
パワーアップしていきました。やはり、ゲームに限らずどんな仕事の分野でも質こそ重視されてしかるべきだと僕も思います。この当時のプランナー
さんの気持ちを、現在の人たちももっと見習わないといけないところがたくさんあると思います。

ちなみにロックマンは最初、ディスクシステムで発売される予定だったそうです。ボスキャラの部屋の手前の空間は、その時、ディスクの読み込みの
負担を軽くするために用意された空間だったらしいです。開発前、ロックマンの色が基本の青と武器チェンジした時に変わる6色の色を合わせた
7色に変化する事から、確か「ミラクル超人 レインボーキッド」という名前が付く予定もあったそうです。他にもいくつか変わった企画段階のタイトル
がありましたが、その資料をなくしてしまったため、現在では不明です。誰か知ってる人がいたら教えてください。
その後、なぜか音楽のジャンルからロックンロールという用語を二つに分けて、「ロック」と「ロール」という名前にしたらしいです。後に登場する
ブルース、フォルテ、ビート、エンカー、パンク、バラードといったキャラも皆、音楽用語から来てますしね。ちなみにメタルマンも、音楽のメタルから
来たという説と、持ってる武器がメタルブレードだからという2つの説に別れるそうです。

あまり知ってる方おられないかもしれませんが、メガドライブで1994年にロックマンが発売された事も
あります。現在、メガドライブがつぶれてしまったため、画像を公開できないのが残念ですが、この
ゲーム、ロックマン1、2、3の3本がリニューアルされてカップリングされていた夢のソフトでした。
さらに3本とも越すと、メガドライブオリジナルの3体の西遊記ボスが登場するワイリータワーという
モードで遊ぶ事が出来ました。バスターロッド・G(孫 悟空)、メガウォーター・S(沙悟浄)、
ハイパーストーム・H(猪八戒)の3体が登場し、さらにバスターロッド・Gは一度ロックマンに敗れて逃走し
、最終面で再びあいま見える展開まで用意されていました。ワイリーマシンも独特で、中国妖怪を意識
したようなデザインのマシンに乗って登場しました。(脱出カプセルまで鬼のような顔をしています。)
ワイリータワーモードは、1,2,3の全ての武器、サポートアイテムを自分でカスタマイズして、ステージに
持って行けるロックマンファン待望の仕様が用意されていました。ただ、サポートアイテムはラッシュ
ジェットがあれば、十分事足りるので、アイテム1号や3号、マグネットビームなど僕は持っていった覚え
はないですが・・。ステージも1〜3の全ての敵が共演してるステージばかりで、なんかスーパーマリオ2の
9ワールドみたいで面白かったです。ただ唯一の欠点は、操作性が微妙にファミコン版と違うところ・・。
なんかスピード感もあまりないですし・・。これについては有賀 ヒトシさんもある本で書かれてたことが
ありましたが・・。背景などは全シリーズ、ファミコン版とは比べ物にならないくらい力が入っているだけに
そこのところだけが残念でした・・。いつかまたメガドライブを購入しなおして、遊びたい一品です。
現在は、かなり入手困難のソフトだと思います。

 

 

 

ロックマン2に登場したエアーマン。無駄のない独特なデザインで、ファンも多いとか。(僕はヒートマンが
一番好きですが・・。)よく、色んなロックマン関連の本で、後にエアーマンスタイルと呼ばれる独特の
フォーム!!と書かれてたりしますが、腹に扇風機(換気扇?)をつけたようなボスの事を総称して
エアーマンスタイルと呼ぶのでしょうか?
しかし、こんな独特のデザインをしたボスは、後にも先にもこいつしかいなかったような・・。

 

 

 

 

 

 

現在発売されているロックマンシリーズ

ロックマン&ロックマンX裏技集

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ここからは、下の画像をクリックしてみてください。色々なロックマンの世界があなたを待っています。
(結構文章はマニアックなテイストになっています。ご了承ください。)

 

 

↓の愛しのおっさんも、2つともクリックしてみてください!\(^▽^)/

何かいい事起こりますよ!!

 

ここでは紹介しませんが、ロックマンはボードゲームやサッカーも出たことがあります。最も作りは微妙でしたが・・。

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