自分の中に毒を持て

これは一般の人にまですすめません。でもまあこのページを覗いて
おられる方はほとんど何かしらデザイン関係の事に携わっておられる
方だと思うので紹介いたします。この本は「太陽の塔」を制作された
故岡本 太郎氏のエッセイ集です。なんで人は人と同じになりたがるのか、失敗は恐れるものじゃない、人が理解してくれないと嘆くくらいなら
理解させてやろう、仲間にしてくれないと嘆くんじゃなく、そんな連中
こっちからお断りしろ!といった内容を自分の経験を交えながら
熱く語られている本です。もちろん突拍子のないことをただわめいて
いられるのではなく、僕らの弱い心や不安をちゃんと分かった上で
その心を克服するにはどうしたらいいのか語っておられます。
もし、自分が人とは違う、僕は弱い、どうして友達が出来ないのか
悩んでおられる方はご一読ください。きっと励みになるし、思いがけない
自分が見つかるかもしれません。ただ自分が一般普通人と思ってる
人は読んでもこの人何を言ってるの?ぐらいにしか感じないでしょうし、
何か感じてもそれを実行に移すことまではとても出来ないでしょう。
この本大きい本屋なら今でもちょくちょく見かけます。
青春出版社というところから出てますがネット通販でも買えます。
値段も500円と安く、得る物は下手な本や小説の20倍以上得られます。
タイトルや表紙のインパクトに気おされそうですが、中の文章は全然
普通のタッチです。僕も悩んだ時は何度もこの本を読みました。
若い方(僕もまだ若いですが・・)に最も読んで欲しい本です。
一生ためになる本だとすすめられます。

 

 

 

 

 

 

最後に映画を紹介していきます。どうも普通の人なら最近やってた「デイ・アフターズ・トゥモロー」とか古いところだと「タイタニック」と
いうんでしょうが僕はどうも映画の好みも人とは一本ずれてるようです。それでもいいなら一度見てみられるといいと思います。
ほかにない面白さがあるはずです。

 

 

 

「帝都物語」、ご存知でしょうか?この映画かなり独特の雰囲気をかもし出してる作品です。続編に帝都大戦というのがあるそうですが、僕は
帝都物語しか見た事がありません。大正や昭和の東京が舞台なんですが、将門の呪いやら魔術で関東大震災を起こすやら、すさまじい狂った
展開で話が進む映画です。藤原 カムイさんがこれのマンガも描いておられるのでそちらを読んでみられるのもいいかもしれません。ほぼ映画と
同内容です。しかし映画の方が面白かったです。

「妖怪大戦争」
大映映画が製作した妖怪映画です。多分昭和40年代に制作されたものと思われます。古代バビロニアの遺跡より復活したダイモンという妖怪が
なぜか遠い日本までやってきて、ある城の殿様にとりつき、人々を支配していきます。それに気づいた日本妖怪は勢力をあげてダイモンと
戦います。多分当時の子供向けの映画だったのでしょうが今見るとその古臭さが逆に新鮮で面白い作品です。でかいレンタルビデオ屋なら
多分今でも置いてあります。

「大魔神」
これも大映映画製作のものです。普段はお山で涼しい顔をして眠りについてる魔神像ですが、乙女の涙で目覚め、非道の悪役に自分たちが犯した
罪と同じ死を与えます。ただこの映画、大魔神が暴れ出すシーンまでが少々退屈に感じたのですが・・。この大魔神という映画、3部作作られており、
「大魔神」、「大魔神怒る」、「大魔神逆襲」があります。僕は一番面白かったのは2作目の「大魔神怒る」だと思います。逆襲になるとさすがにマンネリ感が
隠せませんでした。

「ペンタの空」
今からもう14年ほど前の映画です。これはレンタルビデオ屋でもなかなか見ないので今見るのは難しいかもしれませんがこの映画、見てて
すごくほのぼのする映画です。ある日本の少年がペンギンを拾い、育てるのですが南極に帰す旅に出ます。これも細かい内容を忘れて
しまったので申し訳ないのですが家族の団欒には向いてる映画です。

「戦争物」
僕が最も好きなジャンルです。これはもうたくさん見ましたよ。「ああ、零戦」「トラトラトラ」「ひめゆりの塔」「はだしのゲン」「2・26事件」「ヒロシマ」
「シンドラーのリスト」「日本海戦」「回天」その他もろもろ見た映画のタイトルを全部忘れたくらい見てます。特に僕が見てるのは1960年代の戦争物です。
今の戦争映画はどうも悲観色が強すぎ、逆に戦争の本質を完全に表現しきれていません。そうでなかったら英雄色が妙に強すぎるのです。
それらがごった煮になって訳の分からない狂気が常に自分の周りを漂っているのが戦争です。その中には狂気に押しつぶされた者もいれば、
その中においても人間の尊厳を忘れなかった人もいるでしょうし逆に楽しんでた者もいたでしょう。反戦思想にとらわれず、あくまで戦争そのものを
描ききっている作品が多いのがこの1960年代の作品群です。いい映画が多いです。

「もののけ姫」
説明するまでもありませんね。僕は「千と千尋の神隠し」(以後せんちひと書きます)よりもこっちの方が好きでした。せんちひももちろんよかった
ですけどファンタジーっぽいタッチで血生臭さがカモフラージュされている感じがしないでもなかったです。おまけに発売日に購入したビデオは
社会問題にまでなった欠陥品でしたし・・。話がそれてしまいましたけど、このもののけ、すごい話がリアルに出来てるんですね。友達は訳が
分からなかったと言ってましたがそれもそのはず、この映画、表現しているテーマがでかすぎて語る事さえ出来ないスケールの作品ですもん。
作者の宮崎 駿でさえ分からないと言ってるぐらいですから僕ら凡人にはとても理解できたもんじゃありません。現在これを超えたアニメーション
作品は僕の中にはありません。余談ですが「パルムの木」というアニメ映画を見た事がありますが、世界観が独特で最初は「おっ!」と思わせた
のですが結局何が語りたい映画なのか全然分からない映画でがっくりきました。面白さの概念というのはどうも難しいもので、独特だからいいと
いうものでもありません。逆にありきたりの設定でもよく出来た作品はそのありきたりさを超えて面白いのです。これと同じで訳が分からない映画
とすごい映画もまた違います。訳が分からない作品は本当にその名のとおりのものでしかありません。すごい映画というのは一見訳が分からない
作品に見えても、作者の中には訴えたい情熱がひしひしと燃えており、その魂がおそらく作品全体に宿って絶大なインパクトを生み出している
ものでしょう。せんちひやもののけは殆どの人が訳が分からないといってるのにあれだけの人が見にいったのは宮崎 駿のネームバリューも
多少はあるのでしょうが、やはり作品がかもし出す何かに人が惹きつけられるからではないでしょうか?逆に宮崎 駿が死んだら人が真似して
似たような世界観を外見で似せる事は出来るでしょうけど、多分すごい映画ではなくなります。いい例が僕の好きな大長編ドラえもんシリーズです。
人は努力によってある程度の力は誰でも得られますが、天才というのはやはりそれらを超えた何かを生まれつき持っている人だと僕は思います。
そうでなかったら誰でも死ぬほど努力すれば天才になっているはずです。かといって努力するのが無駄なんていいません。むしろ自分の力が
この程度と悲観するならその力で出来ることを探すのが生きているという事ではないでしょうか?天才と呼ばれる人など僕らの想像もつかない
努力をしています。しかし努力に小さいも大きいもありません。自分が出来ることを探すもまた努力です。天才と呼ばれる人もそれが自分に
出来る事だから、もう見つけておられるから必死に努力なさるんでしょう。すごい作品もあればすごくない作品もある。結局相反している
色んな事があるから世の中っておもしろいんでしょうね。なんか話おもくそそれましたね。ごめんなさい。

あと、外国映画ではジェイソン、スーパーマリオ魔界帝国の女神、ファイナルファンタジー、インデペンデンス・デイ、L・A・コンディフィンシャル、
アサシン、ゴジラ(ハリウッド版)、ジャンヌ・ダルク、ザ・フライ、TMNT、ジュラシックパーク、戦場に駆ける橋、西部戦線異常あり、ワイアット・アープ
ザ・スパイダー(確かこんなタイトルだったと思う)、バック・トゥー・ザ・フューチャー全部、あと変わったところだと韓国映画のタイトルは忘れたん
ですけど息子を恋人のように愛し、息子の嫁を次々にその嫉妬心からとんでもない目に合わす映画とか、ジャイアントベビー、ベートーベン、
言っていたらきりがないのでこれくらいにしておきます。あとフーテンの寅さんなんかはちょくちょく見てますね。テレビは山村美沙サスペンスとか
よく見てますね。なんかこの中で見てみたい作品があられましたら幸いです。

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